Health care >>> ミリの咳 ・ 喘息 の治療 |
猫の咳・喘息の事をご存知でしょうか? 猫のアレルギーについても あまり知られていないと思いますが 猫の喘息は、もっと知られていないかもしれません。 実際、私もミリがこうなるまで知りませんでしたが、猫にも喘息ってあるんです! そして喘息や慢性気管支炎の猫ちゃんは意外と多いのだそうです。 【症状】 症状は、たぶん人間の喘息と同じで普段は元気なのですが、寝転んでいたり 遊んでいたりする時でも、突然、呼吸に雑音が入り始め、身体を小さくして うずくまり咳をし始めます。この咳は、その子によって違うと思いますが ミリの場合、先生も「大きな咳」とおっしゃるような咳で、まるで人間の男性のような 大きな咳が20〜30回続き、このまま呼吸ができなくなるのでは?とか このまま心臓が止まってしまうのでは?と思えるような咳き込みとなります。 けれど咳が治まると、本人は何事もなかったようにケロッとしている。と いう感じのものです。この咳き込みは、決まった時間帯に始るものではないのですが これも人間の喘息のように夜・夜中に起こる事が多いとも聞いています。 実際、ミリも酷い時期になると 毎夜 夜中〜朝方に咳き込みを起こすので、 咳き込みシーズンと感じる時は、夜になると緊張しながらも心の準備をしています。 けれど、いざ咳き込みが始ると、私はこのような咳き込みを何度、経験しても 毎回、酷く焦り、ミリの苦しそうな姿を見て悲しく思えたり、また。。 何もしてあげられない自分の事がとても情けなく思えたり。。と 何度、見ても慣れる事なく、辛くて辛くて涙を流してしまうような症状です。 またミリの場合、アレルギー体質のため慢性的な咳の持ち主で 咳き込みがなくても1日中 全く咳がないという事はなく、遊んでいる時、 高い所から下りた時、料理中の台所に入って来た時、お掃除をしている時、 毛づくろいをして前傾姿勢となっている時など、いつとはなしに「ゲホッ」という程度の 咳はしています^^。この咳は、ミリの個性と受け止めるようになったので 焦ったり悲しんだりする事なく「あらぁ。。出ちゃったねぇ」と交わせるようになりました。 【経過】 ミリがこのような咳込みを始めるようになったのは2歳を過ぎてからです。 それも最初の頃は、お尻を痒がるという症状が続き検査を受け アレルギー体質であると判明し、その治療を受けていましたが ある頃から、時々、呼吸音に雑音が入り始め、そして「あれ?今のは咳?」と 思える程度の咳のようなものをするようになりました。けれど、それは時々で 忘れかけている頃にまた咳のようなものをする。の繰り返しでした。 数ヶ月が経ち、その咳のようなものは咳と確信できるものに変わり、 段々と咳の頻度も増すようになり検査を受けアレルギーが原因の 慢性気管支炎・喘息と判明しました。 この症状(咳・喘息)は、残念な事に治療しても、たぶん、生涯もち続けるもので 根治させるのは現在は難しいそうですが、咳の頻度が減るように!という 予防的な治療や毎回の咳が軽くすむように!という治療がありますので 咳の症状でお悩みにになっている方がいらしたら どうぞ諦めずに 早く受診し治療を始めることをおすすめします。 ただ生涯治療となりますので、先生・看護婦さんとのお付き合いも長くなると 思われますので、何でも話せる先生たち、何度も同じことを質問したり 不安な気持ちを先生たちに訴えても聞いてくれる先生たち、 また良い事ばかりではなく、何でも話してくれ、何度でも説明してくれて 信頼できると思える先生に治療をお願いすることが私は大切かと思います。 ミリは現在、2006年9月より始めた治療を続け、気管支拡張剤、痰を減らすお薬 ステロイド剤などの内服薬は服用していません。この治療は、以前から先生に 「始めてみよう」と言われていた発作を予防する=喘息をコントロールする。と いうもので、猫専用の器具を使い、毎日、自宅で吸入をするというものです。 噴霧するのはステロイド剤ですが、喘息の人が使っているものなので安心ですし 患部(気管)にだけステロイドを使用するものなので、ステロイドを飲ませたり ステロイド注射をするのとは違い副作用が殆どなく、長期間 使い続けても安心とされ アメリカでは猫の喘息の治療としてよく使われているそうですが、 日本ではまだあまり浸透していないそうなのでここで紹介させていただきます。 |
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猫の咳で悩んでいる方がいらしたら、、、ぜひ、1度、受診する事をおすすめします。 ミリの場合、アレルギー体質で最初の頃は咳の症状がなかったので 結論がでるまでに時間がかかりましたが、それでも心配な時の検査は 咳の症状だけだと、先ず聴診だけでも何か分かります。またそれで問題があれば レントゲンやエコーで心臓なども診察してもらいますが、痛いものではないので 心配ありません。またアレルギーが原因と疑われる時は、簡単な血液検査で 白血球の中の好酸球の数を確認することでアレルギー体質かどうかも判明します。 どの検査も難しいとか、恐ろしい検査ではありませんので大丈夫です! それから↑でご紹介した治療法ですが、これも難しいものではないので 数日すると問題なく使えるようになる簡単なものですから 「ウチの子には無理。。。」と思わず挑戦していただけたらと思います。 これから後のページでも経過・原因などを紹介していますので 重複してしまっている箇所が何箇所もあるかと思いますが お時間のある時にでも読んでみてくださると有り難いです。 |
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